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海街diaryの試し読みレビュー

吉田秋生先生のコミック「海町diary」は、育ての母とその子ども達と暮らす事より、父親の葬儀の際に出会った姉達と暮らす事を選び、鎌倉にやってきた主人公すずが、初めて暮らすその土地で、年齢・性別さまざまな人々に出会い、命について考えさせられ、恋に悩み、姉や友人と語り、少しずつ大人になっていく姿が描かれている。

人間は成人していても大人になっているとは限らず、まだ中学生であるすずが、我慢を強いられる状況に追いやられる様子、近しい人が、意外なくらいにあっけなくこの世を去ってしまう過程など、「こういうことあるかも」と思わせるリアルさで、描かれている。

作品を通して、鎌倉の季節や潮の香りを感じる事もできる作品である。

小学生高学年から中高生の女の子に読んで貰いたいコミックですよ。

レディコミとか読むよりまず海街diaryを読んだ方が今後の人生などにも影響するでしょう。